#author("2024-09-02T06:30:42+00:00","default:iseki","iseki")
#author("2024-09-02T06:31:49+00:00","default:iseki","iseki")
** MySQLのインスール [#obf8632d]
*** ソースのダウンロード [#y9336a92]
- 公式サイトから最新版のtarボール(tar.gz)のソースコードをダウンロードする.
- version4系と5系があるが,機能が大幅に違うので,用途によって4系または5系を選択する.
- 以下の説明は 4系,5系(の初期)共通
#br

*** コンパイル/インストール [#decc3a3d]

+ 下記のコマンドを root で実行 (mysql-4.1.22 の場合) [ ]内は必要に応じて指定する. 
++ --without-readline は mysql のreadline ではなく システムの readline を使うオプション.日本語入力用.
 # zcat mysql-4.1.22.tar.gz |tar xfv -
 # cd mysql-4.1.22
 # ./configure --prefix=/usr/local/mysql --without-readline [--with-charset=ujis] 
 # make
 # make install
+ ''/usr/local/mysql'' にインストールされるので,チェックする.
#br

**** 注意事項 [#z3e03320]
- mariadb-5.3.13 では configure で readline と libedit のエラーが出るので, ''--with-libedit'' を付ける
- 5.5.22以上 は[[ここ>../Install-5.5.22]]
- [[5.5.22以上 はここ>../Install-5.5.22]]
#br

*** mysqlユーザの作成 [#o6cac1ef]
+ mysql用のグループとユーザを作成する.手動でも良いし,adduser を使用しても良い.(ここで使用したユーザ番号103は例である.実際は /etc/passwd, /etc/group をチェックして番号が被らないようにしなければならない)
 # adduser mysql -u 103 -d /var/mysql -s /sbin/nologin
+ adduser でユーザを作成した場合,ログインしないので,不要なファイルは消しておく (''コマンド注意!!!'')
 # \rm -r /var/mysql/*

*** 起動スクリプトの準備 [#g7c19e17]
+ 起動スクリプトをコピーする.
 # cp support-files/mysql.server /etc/init.d/mysql
 # chmod a+rx /etc/init.d/mysql
+ 適当なランレベルで起動するようにシンボリックリンクを張る.
 # ln -s ../init.d/mysql /etc/rc5.d/S90mysql

*** 設定ファイル (通常は必要ない)[#q1e7f059]
+ 設定ファイルがなければコピーする (必須ではない)
 # cp support-files/my-medium.cnf /etc/my.cnf
 # chown mysql /etc/my.cnf
+ 設定ファイルにより,データベースのディレクトリなどを指定することが可能.
#br

*** 起動スクリプトの修正 [#e4ca10ca]
+ /etc/init.d/mysql の修正
++ データベースディレクトリを指定する変数 ''datadir'' を変更する.(''datadir=/var/mysql'')
++ 必要なら ''basedir'' も変更する (''basedir=/usr/local/mysql'')
 # vi /etc/init.d/mysql
+ ただし,設定ファイル ''/etc/my.cnf'' がある場合はそちらの ''datadir'' の設定が優先される.
+ 起動オプションとして ''--default-character-set='' を指定すると文字コードを指定可能
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*** ディレクトリのパーミッション [#vc441d6d]
+ /usr/local/mysql は mysqlユーザが読めるようにしておく.
+ 一番簡単なのは other に読み取り許可を与える.
 # cd /usr/local
 # chmod -R o+r mysql
 # find mysql -type d |xargs chmod o+x

*** データベースの初期化 [#b78be9ae]
+ 初期化
 # /usr/local/mysql/bin/mysql_install_db --user=mysql --ldata=/var/mysql
+ 再初期化する場合.最初,データがあまりない場合は一旦全部消す方が楽.(''rmコマンド注意!!!'' 間違えると悲惨)
 # \rm -r /var/mysql/*
 # /usr/local/mysql/bin/mysql_install_db --user=mysql --ldata=/var/mysql

*** 手動起動 [#va7b1ede]
- サーバを手動起動し,''ps'' コマンドで起動したか確認する.
 # /etc/init.d/mysql start
 # ps ax

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