#author("2023-12-30T15:53:45+00:00","default:iseki","iseki") #author("2023-12-30T15:54:23+00:00","default:iseki","iseki") ** OSTettain.dll for CTView [#fa271d54] - ''OSTerrain.dll'' は [[CTView]] で使用可能な r32file 作成用のプラグインです. - [[CTView]] はプラグインで機能拡張可能な画像処理&表示ソフトです.(Windows用オープンソース) - 2012 5/18 現在の CTView の最新バージョンは 2.1.2 で,r32file に変換できる主なファイルは Jpeg と RunRaster のグレイスケール画像です. *** Links [#hb689924] - CTView 解説ページ: http://www.nsl.tuis.ac.jp/xoops/modules/xpwiki/?CTView - r32file フォーマット: http://www.nsl.tuis.ac.jp/xoops/modules/xpwiki/?OpenSim%2Fr32file *** DownLoad [#o73bc985] - CTView本体 : http://www.nsl.tuis.ac.jp/xoops/modules/d3downloads/index.php?page=singlefile&cid=7&lid=18 - CTView 入門マニュアル: http://www.nsl.tuis.ac.jp/DownLoad/SoftWare/Windows/CTView_Intro-2.0.pdf - OSTerrain.dll : http://www.nsl.tuis.ac.jp/DownLoad/SoftWare/Windows/OSTerrain.dll *** 使い方 [#kedfc14d] **** プログラムの準備 [#g80271a0] + [[CTView (J):http://www.nsl.tuis.ac.jp/xoops/modules/d3downloads/index.php?page=singlefile&cid=7&lid=18]] をダウンロードして適当なフォルダで解凍する(インストールは不要) + [[CTView]] をダウンロードして適当なフォルダで解凍する(インストールは不要) + [[OSTerrain.dll:http://www.nsl.tuis.ac.jp/DownLoad/SoftWare/Windows/OSTerrain.dll]] をダウンロードし,CTView を解凍したフォルダにある ''plugins'' フォルダにコピーする. ++ ''plugins'' フォルダ 内の他の dll は不必要なら削除しても良い.(特に General.dll は何もしない サンプルDLLです) **** データの準備 [#aece3989] + 256x256 の画像データを用意する. ++ 256x256でなくても良いが,これ以外の場合はSIMの境界に隙間ができたり,縦横比が変化したりする + Gimp などで画像データを読み込んで,グレイスケールに変換する. ++ Gimpの場合は「画像」→「モード」→「グレイスケール」 + この段階で,画素の分布(ヒストグラム)を確認し,コントラストを調整しておくと良い ++ Gimpの場合,ヒストグラムの確認とコントラストの調整は 「色」→「トーンカーブ」で行える. + Jpeg 形式で(Jpegグレースケール)で保存する.(データは 8bitグレースケールになる) **** データ変換 [#t65a43a0] + CTView を起動する.「プラグイン」メニューに「OS Terrain」があるのを確認する(ただしこの段階では,OS Terrainメニューは有効化されていない) + CTView の「ファイル」→「新規ファイル読み込み」 を選択し,Jpegのグレースケールデータを読み込む. + 「プラグイン」メニューの「''OS Terrain''」を選択する. + 変換ダイアログが表示される(ダイアログの設定の詳細は下記参照). + 変換ダイアログのOKボタンをクリックすると,ファイル保存用のウィンドウが表示されるので,ファイルを保存する.ファイルの拡張子は必ず ''.r32'' にする. + データが正常に保存されると,参考に保存されたデータが表示される.明らかにおかしい場合は,変換をやり直す(人間の目で見ておかしい場合でも,標高データとしては問題ない場合もある). **** r32ファイルの読み込み [#jb531ba2] + 保存した r32ファイルをリージョンサーバの bin フォルダにコピーする. + リージョンサーバのコマンドプロンプトで ''terrain load ファイル名.r32'' を実行する. ++ 一つのリージョンサーバで複数のリージョンを起動している場合は ''change region リージョン名'' コマンドで,リージョンを切り替える. ++ アバターがSIMの地面上にいる状態でr32ファイルを読み込むと,地面の変形の際にアバターが弾き飛ばされる場合がある.(^^; + SIMの形が気に入らない場合は,データの変換からやり直す. ++ 通常Viewer の地面用の LOD(Level Of Detail) はデフォルトで 1.0 になっている.LODが1.0だとSIM全体を見渡したときに地形はかなり大雑把に見える. ++ Viewer の地面用の LOD を変更するには Ctrl+Alt+D でデバッグモードに入って,「Advanced」→「Debug Settings...」 を選択する.デバッグ設定用のダイアログが表示されるので,テキスト入力フィールドに ''RenderTerrainLODFactor'' と入力し,Value を ''4.0'' にする. ++ 注)LOD(Level Of Detail): 遠くのものは大雑把に,近くのものは詳細に描画する機能. **** 変換ダイアログ詳細 [#ic9a7125] &ref(menu.jpg);~ - 画像の反転 -- 黒い画素の標高を高くする.(通常はこの設定でOK) - XY方向に同じ比率で拡大・縮小 -- チェックを入れると,XY方向を同じ比率で拡大縮小する. -- チェックを入れない場合,256x256に強制的にあわせる. - 標高の倍率 -- 通常画素の値をそのまま標高にすると大きすぎるので,ここで倍率をかける -- もとの画像が 8bitグレースケールの場合,倍率を1.0にすると標高の最大値は 255mとなる. - 海面のしきい値 -- この画素値以下を海面下にする.つまりこの画素値を持つ場所が海面になる.海岸線を綺麗に出すために,海面以下はさらに一定値掘り下げられる. - OpenSimでの海面の高さ -- OpenSimでの海水面の高さ.単位は m. 通常はデフォルトで 20m #br