#author("2025-04-15T08:58:05+00:00","default:iseki","iseki") ** 複数のネットワークカードを持つ場合. [[sl_proxy]] をインストールしたマシンが複数のネットワークインターフェイスを持つ場合,マシンは自分のIPアドレスとしてどのインターフェイスのアドレスを採用するかを決定できません.正確に言えば,自動で何れかのインターフェイスのアドレスを自分のアドレスとして採用できますが,そのIPアドレスが sl_proxy を作動させる上で適切なIPアドレスであるとは限りません. 例えば,以下のような場合, PC <-------------> Relay Server <---------> xDSL private IP private IP global IP Relay Server(sl_relay) が自分のIPアドレスとして global IPを選択した場合,通常は PCとそのインターフェイスとは通信はできません. また,[[sl_proxy]] を構成する各プログラムは,セキュリティ維持のため,通信相手のIPアドレスを絶えず監視しています.途中でIPアドレスが変わってしまった場合は,通信は遮断されます. ネットワークインターフェイスが複数ある場合,自動的に取得したIPアドレスが,実際に通信する場合のIPと同じである保障はありません.従って,途中で接続元IPアドレスが変化してしまわないように,[[sl_proxy]] の各プログラムは通信相手が繋がっている直近のインターフェイスを,-i オプションを使用して固定的に自分のIPアドレスとして認識しなくてはいけません. *** [[sl_relay]] の場合 -i オプションでViewerが繋がっているインターフェイスのアドレスを指定します. *** [[sl_cache]], [[sl_info]] の場合 -i オプションで sl_relay が繋がっているインターフェイスのアドレスを指定します.(大抵の場合は localhost 127.0 .0.1 だと思います) 注)現バージョン(1.5.1)では [[sl_relay]] <--> [[sl_cache]], [[sl_info]] の場合は自動的に最適なインターフェイスを決定する機能を試験的に導入しています.恐らく自動で大丈夫かとは思いますが,もし自動で繋がらない場合は -i オプションを試してみてください.