sl_relay[edit]

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概要[edit]

機能の概要[edit]

  1. 適当な Proxy用マシンがあれば,ファイアウォール内でもセカンドライフを実行可能.
  2. 外向けのポート番号を指定可能.これはファイアウォールに穴を開ける場合に有益です.(通常,外向き透過で返答も透過のファイアウォールの場合は,外側に対して穴を開ける必要はない)
  3. クライアントに対するアクセス制御が可能.デフォルトの制御ファイルは /usr/local/etc/sl_proxy/hosts_relay.allow
  4. SSLフルサポート.(クライアント<->プロキシサーバ間はデフォルトではSSL未使用)
  5. キャッシュサーバ(sl_cache) と連携してテクスチャデータのキャッシュが可能.
  6. 情報サーバ(sl_info) と連携してホワイトリストによるSIMへのアクセス制限を行うことが可能.
  7. OpenSimでも使用可能.(OpenSim自体が開発途中のため,現在はまだ暫定機能)
  8. 独自のWEBプロキシ機能を内臓.

バグまたは改善が必要な箇所[edit]

  1. IMやチャットで同じメッセージが複数回表示されることがあるという報告を受けています.(原因不明)
  2. 負荷テストが十分ではありません.

詳細説明[edit]

  1. ファイアウォール越え
  2. キャッシュサーバとの連携
  3. 情報サーバとの連携
  4. HTTPS通信
  5. Webプロキシ機能
  6. サーバが2つ以上のネットワークインターフェイスを持つ場合
  7. Viewerバージョンの書き換え機能
  8. ログとデバッグモード
  9. セキュリティ

設定ファイル[edit]

設定項目[edit]

SIMサーバとの通信ポート (ファイアウォールの設定用)~[edit]

ファイアウォールが,内部から外向への通信を完全通過で,かつ,内部からの通信への返答に対しても完全通過の場合は,ファイアウォールへの追加設定は必要はない.

Viewerとの通信ポート (他のサービスと被らなければ,特に変更する必要はない)[edit]
中継プロセスコントローラの制御ポート (他のサービスと被らなければ,特に変更する必要はない)[edit]
HTTPS[edit]
アクセス制御[edit]
その他[edit]

起動オプション[edit]

sl_relay  [-s server_name[:port]] [-p port] [-f config_file] [-u user_name] [-i interface_address]
          [-pid pid_file] [-l [log_file]] [-v syslog_level]
          [-cs [cache_server:port]] [-cg] [-cp]
          [-is [info_server:port]] [-wf]
          [-vs [voice_relay_server:port]]
          [-as] [-aca] [-ano]
          [-xp [web_proxy_server:porti]] [-ip [port]] [-ipx [port]] [-mm]
          [-ver version]
          [-d] [-x] [-xt] [-xu] [-xuf]
          [--version] [--help] [-h]

-s   : セカンドライフのログインサーバを指定.デフォルトは login.agni.lindenlab.com:443
-p   : Viewer との接続口になるポート番号.デフォルトは 8100 (OpenSimと被るので,8000から変更)
-f   : 設定ファイルの指定.デフォルトは /usr/local/etc/sl_proxy/sl_relay.conf
-u   : 実効ユーザ.セキュリティ維持のため,rootユーザ以外の権限で動かす場合に指定する.
-i   : サーバが二つ以上のネットワークインターフェイスを持つ場合に,Viewer側のインターフェイスのIPアドレスを指定する.

-pid : pid ファイル./etc/init.d/sl_relay stop などで止めたい場合に,pidを書き込むファイル.-f から変更.
-l   : ログファイルを指定する.デフォルトは /var/sl_proxy/sl_relay.log
-v   : syslog のレベル.デフォルトは LOG_INFO (7)
                                                     
-cs  : キャッシュサーバの指定.続けてサーバ名を記述し,さらの :の後にポート番号を指定する.
       サーバ名を省略した場合は localhost:8200 になる.
-cg  : キャッシュサーバでデータの受信のみを行う.
-cp  : キャッシュサーバでデータの送信(キャッシュへの保存)のみを行う.
                         
-is  : 情報サーバの指定.サーバ名を省略した場合のデフォルトは localhost:8086
-wf  : sl_info と連携して,ホワイトリストによる SIMへのアクセス制限を行う.

-vs  : ボイスチャット中継サーバの指定.サーバ名を省略した場合のデフォルトは localhost:8088
                                             
-as  : Viewer <--> Relay Server間のTCP通信を HTTPS で行う.秘密鍵ファイル,サーバ証明書,認証局証明書が必要
-aca : Second Life(SIM)サーバの認証を行う.Second Life(SIM) サーバ認証局の自己証明書が必要.
-ano : サーバと HTTPS(SSL)通信をしない.OpenSIM用.Second Lifeに繋ぐ場合は指定しない.(実験的オプション)
                                             
-xp  : 外部WEBプロキシプロキシサーバからの接続を許可する.
-ip  : 内部WEBプロキシプロキシサーバを使用する.ポート番号指定可能
-ipx : 内部WEBプロキシプロキシサーバを制限モードで使用する.ポート番号指定可能
-mm  : MusicURL, MediaURL を処理する.もし可能なら WEBプロキシを使用する方がお勧め.
                                            
-ver : Viewerのバージョン情報を書き換える.これは新しいViewerを直ぐにインストールする事がどうしても出来ない場合にのみ,
       一時的に使用する.これを永続的に使用することは危険であり,絶対に行ってはいけない.
                              
-d   : デバッグ情報を出力             
-x   : TCP(HTTP/HTTPS)パケットを作業ディレクトリに保存し,UDPパケットのヘッダ情報を表示する (-xt -xu の同時設定と同等)
-xt  : TCP(HTTP/HTTPS)パケットを作業ディレクトリに保存する
-xu  : UDPパケットのヘッダ情報を表示する
-xuf : UDPパケットをフルダンプする.サーバの動作が遅くなるので注意.
                                          
--version  : Version 情報を表示する.
--help, -h : ヘルプを表示する.

プロセス相関[edit]

Relationship between Processes[edit]

sl_relay.png

Transfromation of UDP and HTTP/HTTPS Packet[edit]

sl_relay2.png

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